新卒で入社すると手取りはどのくらい?

新入社員
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就活生の皆さんが最もよく見ていると思われる「初任給」。大体4年生大学を卒業してもらえる給料は、225,000円ぐらいではないでしょうか。実際はもっとたくさん貰える会社もあるし、少ない会社もあります。

給料の支給額が全部貰えるわけじゃない

ここで注意していただきたいのは、給料の支給額が自分の口座に振り込まれるわけではないということです。そして、アルバイトの時は80,000円稼いだら70,000円ぐらい貰えたかもしれませんが、社会人になると結構引かれれる(控除される)ものがありますので、しっかり覚えておきましょう。

貰えるお金ってどんなものがあるか

まずは、貰えるお金から調べて行きましょう。

基本給

大体リクナビマイナビなど募集要項に書いてある金額です。(初任給と書いてあることもあります)場合によっては「固定残業代○○時間を含む」のように固定残業代が含まれている場合がありますので、気を付けて見ましょう。

時間外手当

所謂残業手当のことです。
労働基準法で言えば、1日につき8時間を超えて労働した場合は、時間外手当を払う必要があります。
先ほど基本給のところで触れたように、固定残業手当という形で支払う会社もあります。その場合は、○○時間△△円という形で明確するようになっています。

諸手当

住宅手当や営業手当のように各種手当を付けている会社もあります。
他にも取得した資格に応じた資格手当や家族手当など様々な制度があります。
自分のケースでは対象となるもがどういった手当があるかしっかり調べておきましょう。

引かれるものはどんなものがあるか

アルバイトの時もあったと思いますが、給料から引かれるものがあって現金または口座に振り込まれるようになっています。
具体的にはどんなものが引かれるのでしょうか。

社会保険料

今までは親の扶養家族としていた方も多いと思いますが、これからは自分で払わなければいけません。給料から引かれるものとしては

  • 健康保険
  • 厚生年金
  • 介護保険(40歳以上)
  • 雇用保険

新卒で入社した場合は、上記の健康保険、厚生年金、雇用保険の3つは払わなければなりません。
特に支払う金額が大きい健康保険や厚生年金は、組合などによっても金額や支払い割合は変わりますが、おおよそ半分を会社が負担し、残り半分を自身で払うことになります。

所得税

給料の金額に応じて税率が変わります。
1年間の収入が195万円~330万円の場合、税率は10%です。(控除額97,500円)

住民税

住んでいる都道府県や市区町村に支払う税金です。
昨年の収入に応じて支払うもので、アルバイト等収入が無ければ1年目から支払うことはありません。要注意なのは、2年目はこの住民税がかかることにより、1年目より手取りが減ることがあります。

実際手取りはいくらか

では、難しい話よりも実際手取りはいくらになるか計算していきましょう。
ここでは、以下の条件で計算しています。

  • 給料(手当類含む)225,000円
  • 健康保険 等級18 料率10.00%
  • 厚生年金 等級15 料率18.30%
  • 雇用保険 6/1000
  • 源泉所得税 年間収入195万円~330万円
項目 金額
健康保険 11,000円
厚生年金保険 20,130円
雇用保険料 1,350円
源泉所得税 4,480円
控除額合計 36,960円
手取り額 188,040円

となり、225,000円貰っても手元に残るお金は、188,040円になりますので、この金額を意識して生活できるかを考えましょう。

まとめ

いかがでしたか。思ったよりも給料から引かれる金額が多いと思ったのではないでしょうか。
私自身も初めて貰った給料で独り暮らししたときには、全然手元にお金が残らず、節約生活を余儀なくされました。最初自炊するにしても思ったように節約にならず、かえって高くなってたりしてたのは今では笑い話です。特に家賃と車の費用はしっかり計算してから選ぶようにしましょう。

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