求人情報を見ていると「フルリモート」という単語をよく見かけるようになりました。現場に行く必要のない仕事をしている人からすれば、通勤時間も有効活用できて仕事に集中できるという話をよく聞きます。自宅で仕事をしていれば、同僚から確かに声を掛けられるなどの雑音もなく自分のことに没頭できるのもわかります。
そして、政府もテレワークを積極的に取り入れるようにしてきているのも後押ししているのでしょうか。例えば、2025年4月1日から施行される改正育児・介護休業法において、短時間勤務制度の代替措置としてテレワークが追加になりましたし、育児のためのテレワーク導入を努力義務化しています。(詳しくは厚生労働省のページをご覧ください)
しかし、それで仕事がすべて回るのかというと違うと私は感じています。
私の業務が特にそれ以外の点が多いからなのかもしれません。
そもそもテレワークは万能じゃない
何かにつけてテレワークと言われていますが、医療やサービス業などその場でしかできない仕事はどうするのでしょうか。製造業だって物流業だって現場がすべてです。
もちろん一部の仕事はテレワークすることも可能でしょうが難しいのものです。
オフィスに行かなくてもできること
テレワーク、リモートワークなど色々な言葉がありますが、面倒なのでオフィスに行かなくてもできる仕事についてまとめておこうと思います。
- ひとりで完結する仕事
- PCのみでできる仕事
- セキュリティリスクの低い仕事
こんなところでしょうか。
私の会社のようなITエンジニアでWeb系などは、クラウドにアクセスできればだいたいのことは自宅でできそうです。
また、プレゼン用の資料を作るなども集中して作りたいので向いていると感じます。
オフィスでしかできないこと、向いているもの
一方、オフィスで業務を行った方が良いものについてあげていこうと思います。
- 他の方と密に連携を取る仕事
- 対面でのコミュニケーションが必要な仕事
- 現場でないとできない仕事
- 現物が必要な仕事
- セキュリティリスクの高い仕事
- 紙類の多い仕事
もっとありそうですが、とりあえずこんなところでしょうか。
もちろん、Zoomをはじめオンライン会議、Slackなど様々なコミュニケーションツールが発達してコロナ前よりもリモートワークはしやすくなったと感じます。
しかし、例えば重大な商談や面接などではやはり直接会ってお話すべき機会も多くあります。
そして、製造現場などの現物を見ながら、実際に実験や再現をしながら議論する場面もリモートでは難しいでしょう。
フルリモートの職場はどうなのか
最初の話に戻りますが、フルリモートの求人情報を見てみると全社員がフルリモートという会社も多く見受けられます。
個人的には中途半端なリモートよりもゼロイチどちらかにしてしまった方がうまく行くと感じています。
例えば、会議を対面・オンラインのハイブリッドで行うと、オンライン側が置いてけぼりになってしまうことが多くありました。そのため、あまり良いものと感じませんでした。
私自身も可能性のひとつとして応募しました。
が、全部書類選考で落ちてしまったので聞けなかったのですが、面接していただけたらその点について詳しく聞きたかったです。
もともと、自分自身のなかで対面でのコミュニケーションが好きだし、仕事以外の雑談などから色々ヒントを貰ったり、仕事が進展することも多いので向いていないだろうなとは思っていますが。
まとめ
私としては、これまで通り出社前提の仕事が合っていると感じています。
なんだかんだ言って、人とする仕事が多く、動いてもらうにも納得してもらうことが大切です。そのためには、オンライン打ち合わせで済むことも多いと思いますが、ここ一番の大事な場面は対面でじっくりお話することが不可欠だと思っています。
そのため、今度転職するとしても、普段は出社して会議はオンラインと対面をその時に合わせて活用していくことができるところがいいなと思っています。
一方、将来歳を取って個人事業主になるのであれば、ほぼ自宅で済ますことができるようなスキルと経験を身に着けておきたいと思いますので、今のうちに学んでおきたいと思います。
そうしないと年金だけでは食べていけないでしょうから、アルバイトと自宅で何か仕事ができるようになっていれば、少しは楽しく過ごせるのではないかと思っています。