なんとなくブラック企業というと中小零細企業の社長のパワハラなどのハラスメント行為が横行しているイメージがありますが、誰もが知る大手企業でもブラックと言われるような話を聞きます。
そもそも何をもってブラックとなるのか、人によっても差があるのではないでしょうか。
何故ブラックだと分かってもすぐに辞めないのか?
そして「そんな環境ならサッサと辞めて転職すればいいじゃないか」という意見も良く聞きます。しかしそれが意外と辞めないんです。
私自身もブラックと言われるような環境で働いていました。最終的には辞めましたけど、5年ぐらいは働いていました。
なんで辞めないのかまとめてみたくなりましたので、今回ご紹介していきたいと思います。
みんなの共通の敵がハッキリしてるから
私の経験したブラック企業では、共通の敵がハッキリ「社長」となっていましたので、分かりやすくみんなが結束します。超ワンマン社長なので、社長とそれ以外の組織です。もちろん社長に気に入られている人は少数ですがいました。その人たちが気に入らないという事もないわけではないのですが、結局社長に言われているだけということで、分かりやすい構図です。
飲み会をやっても話題はその嫌な社長の話、嫌でも盛り上がります。
次の会社でうまくやれるか心配
恐らく中年層から上はこの心配も多いでしょう。
今の会社より待遇が悪くなったらどうしよう、もっと悪い環境だったらどうしようとなかなか踏ん切りがつかない人。また、現状薄給であまり蓄えもないしと考えると自然に現状維持バイアスが働くんでしょうね。
もちろん辞める社員も一定数いますが、比較的転職する層は独身の若い社員の方が多かったように思います。
今でもなんとか食っていけてるし
あまり積極でない上昇志向のない人たちは、この思考かもしれません。
食えないわけじゃないし、何とかなっているからまあいいや。
その考え方も否定するわけではありません。実際意識高く燃え尽きて病んでしまうなんていうのもよく聞く話です。そんなに頑張らなくてもほどほどでいいやというのもわかります。
じゃあなんでブラック企業を辞めることになったか
もちろん辞める人が全然いないわけではないので、一定数辞めます。
先ほども触れたように若い方で実家暮らしなど安定した基盤があったりして、まだまだ転職活動もやりやすいということも大きいでしょう。
友人・知人からの情報
私が話を聞けた中でおおかったのが、外からの情報です。
例えば同窓会をはじめとした友人・知人との会話です。特に男性が多いのでしょうが今の稼ぎが話題になったり、どうしても他人と比較してしまいます。
また、「そんなに仕事してるならもっといいところあると思うよ?」なんて言われれば、なんか自分が損しているように感じてしまいます。
転職サイト、エージェントサービスに登録してみた
次に多いのがこれだと思います。
とりあえず転職サイトやエージェントサービスに登録してみて、意外に求人がある事を知ります。
私自身も転職を考えた時に真っ先にしたのは、これです。
そして登録したのは、転職ナビサイトと言ったらリクナビNEXT。
続いてエージェントサービスは、リクルートエージェント。
今は、スカウトサービスで有名なビズリーチやdodaなど様々なサイトに登録しています。
まとめ
いかがでしょうか。人間というのは変化を嫌い現状維持したくなる生き物です。
それもあってか、悪い環境であってもとりあえず頑張り続けることが多いようです。また、中にはほかの会社を知らず、「仕事とは大変なものだ」と思い込んでいるなんていう人もいるようです。
私自身感じていることでは、同じことをしても評価されるかどうかは環境によってかなり変わるという事を感じています。また、待遇にしても大手と中小に代表されるようにそもそもの考え方が全く違うこともありますので、ダメモトでチャレンジしてみるというのもアリだと思います。
更に言えば、独立起業も一つの選択肢です。
いっそのこと雇われるのを辞める、頑張った分だけ結果に繋がる環境を目指すのも大切ですね。
実際に私の友人で独立して最初は苦労も多かったようですが今では順調に商売をしています。
私が体験したブラック企業について詳しく見てみる。
https://shinsotsu-wakate.jp/black_companies/