私が実際に経験した40代人事職の転職活動[体験談]

転職
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最近は、テレビCMをはじめ転職系の広告がたくさん出ています。サラリーマンなら誰でも1度は今の会社を辞めたいと思ったことがあるのではないでしょうか。

私自身もいろいな想いの中で、今回転職活動をし新しい会社へ行くことを決断しました。

転職活動のきっかけ

私の場合では、長く同じ会社で働いていると色々不満もあるし、先を大分見通せることで60歳や65歳で大体こんな感じかと思うようになってきました。
例えば、仕事では大きく変わることなく同じことをブラッシュアップすることが中心となり、マンネリ化してきたり、仮に将来昇進などしても大体このくらいの仕事や年収だろうというイメージができてしまい、それなら違う道も探してみたいと考えるようになりました。

とは言うものの、今の会社であれば仕事の進め方や人脈などある程度やりやすいようにしてきたものをまた1から始めるのかと思うとちょっと後ろ向きにもなります。
しかし、これを捨てないことには大きな変化を生み出すことは難しく、決断が必要になります。

結果としては、もう少し時間がかかるかなと思っていましたが、良いご縁をいただき次の会社が決まりましたので、まとめていきたいと思います。

今回の転職活動で達成したいもの

今回の転職活動では、今すぐ辞めたいというよりはこれから65歳までの中で、今より面白いことができそうか、また今すぐでなくても年収も含めて将来的に待遇面含めプラスになるかということを中心に考えていました。

面白いことというのは、今までやったことの無いことや、自分に興味があること、面白そうな人がいる、といった比較的抽象的なイメージでした。とりあえず今より変えてみたら何か見つけることができるかなぐらいの気持ちで考えていました。どうしても今までの経験や人脈に頼り切ってしまいますので、新しい世界は大切だと思っています。

転職活動の開始とまずやったこと

転職活動をするにあたって、上に書いたようなことと、まあ大体半年ぐらいで決めていきたいというざっくりなスケジュール感はありましたが、なにせ相手がある事なのであまり自分が焦って決め急ぐようなことはしないように考えていました。

今でも絶対やめてやる!というほどの不満は無かったのですが、転職するのであれば「○○みたいなことはできるように」や「△△は無い方がいい」とか大枠は考えていました。
ただ、理想だけを考えても100点な会社はあるわけないので、まずは話を聞かせていただきたいという思いで企業を見ていました。

また、私自身の何を一番買ってもらえるだろうかと考えて、次の職種は人事系か総務系のバックオフィスだろうなと想定しました。当たり前ですが、中途で採用する側からすれば即戦力を求めます。そう考えれば、こんな経験がある、やりきった実績がある、など早々に結果に繋がりそうなキャリアが大切になりますので、それをまとめておきました。

人材紹介エージェントへ登録

お誘いを受けられれば一番良かったのですがなかなかそうもいきませんので、エージェントに登録しました。登録したエージェントは、リクルートエージェントdodaを使いました。
登録すると一緒にリクナビNEXTdodaXにも登録できるので、そのまま登録しました。

登録作業は意外とめんどくさい

各社基本的には同じような情報を登録するのですが、ちょっと仕様が違ったりするのでめんどくさいです。また、併せて履歴書と職務経歴書は作成しておくと良かったのでこれらはWordファイルで準備していました。

正直もう学校を卒業した年月とか覚えてないし、前職はともかく最初の会社なんかサッパリなので、調べたり思い出すのに苦労しました。これらはいつも準備しておいて、毎年アップデートするなどしておくと無理なく作れるなと感じました。

キャリアカウンセラーと面談

上記2社ともキャリアカウンセラーと面談しました。
ひとことで言えば、「転職に何を求めているか」を話しました。
もちろん、次の仕事でやりたいことや規模感、転居の可能性や待遇・条件面など、あちらも紹介するにあたって必要なものですね。

どちらも会社もその後数社どうですか紹介してくれたのですが、そこでマッチしないと自分で良さそうな会社をチョイスして応募してもらうことになります。
とりえあず20社は応募してくださいなどと言われるのですが、そんなにマッチする会社はあるわけじゃなくてこの辺りのやり方はアンマッチに感じます。

その後地元のエージェントにも登録したのですが、こちらは3社ぐらい限定して紹介してくれました。なので地方在住の方は全国規模のエージェントと併用することを個人的にはオススメします。
どっちが良いというよりも自分に合った求人を紹介してくれる可能性があるかによると思います。

スカウトサービスも登録

最近のCMを見てもスカウトサービスも無視できないと思いますので、リクルートダイレクトスカウトビズリーチに登録しました。こちらもエージェント同様に求人検索して自分からの応募もできますので、並行して見ていました。

こちらも登録作業はめんどくさい

こちらもエージェント同様に様々な情報を登録しなければいけませんので、面倒です。とは言うものの登録情報をしっかり入れないとスカウトしてもらえないよなとおもいますので、ちゃんといれました。

意外とスカウトされない

私の学歴や条件、地方都市というのも影響するのか、あまりスカウトが来ませんでした。たまにあったものに応募しても、決まりましたの連絡だったり結局こちらでは決まりませんでした。企業側からすると、エージェントよりもスカウトサービスの方が成功報酬は低めになっているので、こちらの方が可能性は高いのかなと思っていたのですが、以外と難しいかったです。

エージェントからのスカウトがしつこい

その中でもプラチナスカウトなどを送ってくるのが、人材紹介エージェントです。ひどい時には、同じ業者から5人プラチナスカウトが届くという何をやっているのか分からない状況のスカウトが届いたこともあります。そのような業者さんはすべて断りましたが、そんな世界があるのかと勉強になりました。

選考への準備と対策

各選考に当たっては、エージェントからもアドバイスを貰いましたが、私が感じた中で得るものがあまりありませんでした。比較的一般的な情報が多く、当たり前の話が多数でした。

書類作成

作成した履歴書や職務経歴書を見てもらいましたが、ほぼ一発OKでした。が、これが間違いだったと気付いたのは最後でした。多数の会社向けに作成しますので書類はキッチリできていてもその会社が考える職種によってはハマらないのです。なので地元エージェントの方が「この会社は○○ができる人を募集しているから、そこを強調してください」といったアドバイスをいただけて書類選考通過が増えた実感があります。
そのため、たくさん受けるのは良いのですが、書類もその会社独自のものにしていけるところが良いと思います。

面接対策

面接対策についてもキャリアカウンセラーからメールをいただきましたが、特別なことはあまりしませんでした。基本的には、当たり前と言われる志望動機やこれまでのキャリアの要約、貢献できるスキルや経験などは一通り話せるようにしておくことでしょうか。後は求人票では分からないことの聞きたいことを2~3個用意していたぐらいです。
私の場合は、普段面接をする側なので緊張などよりはそういう質問するんだと興味を持って聞いてしまいましたので、あまり参考にならないところもあると思いますが、流暢に話すというよりは質問の意図を読み取り、丁寧に回答することを意識していました。

内定をゲットしたら

最終的に応募して書類選考でダメだったところを含めると40社ぐらい応募して、面接は4社ということで書類選考通過率が10%ぐらいの感じです。たまたま最初に内定をいただけた会社がその4社のなかで1番だと思っていたところなので、すぐに承諾した形になります。応募経路としては、スカウトではなく人材紹介エージェントになります。

現職への連絡

内定を貰った時点で退職は決めていましたので、内定後すぐに社長・上司に話をして退職の意思を伝えました。所謂引き留めもありましたが、最初の意思を貫きその場で承諾を得ました。ただ、少し伸ばしてほしいという話がありましたので、これについては先方と相談することを伝え、エージェント経由で話を勧めました。

内定先へ承諾連絡

内定先には、エージェント経由となりますが、いただいた入社日を少し先に延ばしていただき、承諾の連絡をしました。若干エージェントの早く退職の話を進めなさいという圧が強かったので、一言いいましたがそれ以外は問題いなく進みました。お互い人と人なので、タイミングを見ながらうまく行きそうなところで進めていくと良いと思います。

退職までの段取り

退職までの段取りとしては、
現職に退職の意思を伝える

エージェントに内定を承諾する旨伝える

内定先の入社日調整

現職へ退職届提出

内定先に内定承諾を伝える

現職での退職手続き

必要書類等の確認をして入社準備

入社

のような感じです。

転職活動を終えてみて

何だかんだ言って労力は掛かりますし、希望条件の会社に入れるとはわからないので転職経験のない方は想像以上に疲れると思います。しかし、現在の仕事での悩みが解決しないなら、まずは転職活動をしていい結果が出ればいいし、出なければ現職で頑張ることを決めるキッカケにするのも悪くないと思います。また、すぐには難しくても、転職するには○○のスキルが必要だったと分かることもありますし、△△の経験を積むまでは続けるというのも良いことだと思います。

まだ転職したばかりなので、転職して良かったまでは言えませんが、自分に合わない会社に当たってしまうこともあることは覚えておいてください。そうならないためには面接などで気になることは質問することや、現地での確認などしておいて損はないと思います。

結構40代の転職ってハードルが高いと言われていますので、皆さんにとって少しでも参考になったら嬉しいです。

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