すっかり「ブラック企業」という名称も定着して就活生の皆さんも「とりあえずブラック企業」だけは入りたくないと思っていると思います。
所謂ブラック企業などヤバい会社というのは他の記事でまとめてありますので、こちらを見てください。
そのヤバい会社以外にも就活で気を付けて貰いたい会社について本記事では書いていきたいと思います。
ブラックじゃないけど気を付けたい会社って
ブラックと言われるのは、簡単に言えば
- 給料が安い
- 残業代がでない
- 長時間労働
- コンプライアンス違反
- ハラスメント
なんていうのが一般的なブラック企業のイメージではないでしょうか。
ちなみに、私が経験したブラック企業については、こちらの記事をご覧ください。
それと違ってホワイトなんだけど、結果的に行かなければ良かったと思う会社は結構あるようです。
ゆるい会社
職種や先輩方もいい人ばかりで期待を胸に入社してみたら、仕事をこなすことよりも辞められては困ると思っているのか、ルール遵守や手厚すぎる教育などでこのままで成長できず不安だと思っている若い方が増えています。特に大企業に多いようで、社外で通用しない人間になってしまうのではないかという悩みを聞くようになりました。
よく学生さんから「成長する環境はありますか」と聞かれることが多いのですが、どの会社においても成長する環境はあります。しかし、学生さんが思っている「成長」とはどんなことなのか、解像度を上げておかないと思っている成長と異なる結果に近づくことも多いです。
早く業務を覚えて1人前になりたいと思っていても残業・休日出勤禁止、失敗しても上司からの叱責もなく言われたことを言われたとおりにやることだけでは「居心地はいいけど、成長を感じられず不安」となるようです。
それよりも残業もあるし厳しい指導もあるけれど、やり切った時には達成感があり成長を感じるとい方もいると思いますので、個人の感じ方によりますが、意外と「ホワイト過ぎる」ということも気にしてみておかないといけない点です。
時代の変化に対応できていない会社
一概に否定するものではありませんが、結構多いのが変化に対応できていない会社。または、変化に対応するのにものすごく時間のかかる会社です。
分かりやすいところで言えば、コロナ禍で一気に広がったリモートワーク。
製造業や建設業など現場ありきの職場はともかく、オフィスワーク系でリモートワークの導入ができなかった会社などは、諸般の事情はあるにせよ変化への対応が遅い会社になるのではないでしょうか。
こういった時代が変化した時に対応できる組織でないと将来この会社でいいのか不安に感じると思いますし、会社を変えていきたいと提案しても通りにくいのではないでしょうか。
個人的には、リモートワークよりも未だFAXが重宝されている業界は注意だと思っています。これだけEDIなどの電子取引環境が整っているのにも関わらず、FAXで受発注している会社を見ますがどうするのかと思ってしまいます。
最近私自身覚えている数か月を振り返ってみても、FAXを送ったことも先方から貰ったこともありません。
まとめ
就活している皆さんは、最初の会社で何年ぐらい働くことをイメージしていますか。
昔みたいに新卒入社から定年退職とは思っていないにしても、3年や5年のイメージは持っていると思います。その中で、社会で通用しないスキルだけを身に着けてしまい、転職できなかったという方は結構聞きますし、私が中途採用の面接で履歴書を見た時に「5年在籍していて○○の経験もない」ということはそれなりにあります。
結果的に「楽して儲ける」のようなことはほぼないと思いっています。苦労と思わず継続している方はいるにしても、努力せずに成果ができることは稀です。
最近特に感じるのは、「量より質」と言われるけれども、量をやってみないと質が分からないということです。それに「やったこともない人に偉そうに言われたくない」とも思ってしまうので、やっぱり1歩でもいいからやったうえで質を考えてみたいですね。
自分がどういう将来をイメージしているかによって変わりますが、一度しかない人生なので折角なら自分の思い通りに近づける努力は必要だと思います。少しでも後悔が少ない人生にするために必要なことをしていきましょう!