既に面接を受けている就活生のみなさんなら何となく感じていると思いますが、面接で面接官からの質問は1問1答のタイプから深堀りするような流れが多いと思います。
以前は、集団面接などが多く1問1答の面接が多かったように思いますが、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、オンライン面接が主流となってきました。
そうすると、集団面接から個人面接に変わり、一人ひとりに対して質問をするようになりますので、面接官としてもより深い話が聞きやすくなりました。また、深い話をすることで自社にマッチしているのか聞きやすくなったとも言えます。
そんな面接での深堀りについてお話ししていきたいと思います。
なんで深堀りするのか
なんで深掘りするのかは、単純に1問1答では良くわからなからです。
例えば「アルバイトをしていましたか」に対して「はい、していました」だけでは良いも悪いもわかりませんよね。どんなアルバイトを週何日、なんでそのアルバイトを選んだのか、大変だったことはあるか…というように聞きたいことはたくさんあります。
深掘りでは事実を確認している
簡単に言えば、深掘りではこれまでの経験の事実を確認しています。
どんな経験をして、どんな行動をしてきたのか、またその時どう思ったのかを面接官は知りたいのです。「これからどのように働きたいですか」と未来の話をたくさんしても、面接官にウケがいいように答えておこうと考えて話せば、それを確認する術はありませんが、過去の経験によれば、仮に少しきれいに話をしたとしても、なんだかんだ事実に近くなるようです。もちろん、完璧にここまで聞かれると想定している学生さんもいるのでしょうが、おおよそわかるものです。
また、最近は圧迫面接をする会社はほぼなくなったと思いますが、少しイジワルな質問をしてストレス耐性を確認したりすることもありますので、回答を丸暗記したりするなどの説得力のない回答は注意が必要です。
事実を確認して自社にマッチするか見ている
最終的には、これまでの経験や行動から自社にマッチしてる学生さんか見ています。仮に能力が高くても自社の考え方などにマッチしていない方は、うまくいかないことが多く長く働いていただけることは少ないです。それはお互いにとっても不幸なことになりますので、できるだけ自社にマッチした学生さんを採用したいと考えています。
まとめ
前提として面接官側もせいぜい1時間程度の面接ですべて判断できるものだと思っていませんが、少しでも自社にマッチしているであろう方に内定を出そうとしています。これは筆記テストや適性検査なども同様で、様々な選考をもとに総合的に判断しています。
私自身も良く思いました「面接で私の何が分かったんだよ」って。
たぶん半分もわかっていませんが、たくさんの応募者の中から各選考の結果と過去の選考の積み重ねからこの方が良いと選んでいます。
私の経験になりますがほとんどの場合、見送る理由は「能力がなかったから」ではなく、「自社と合わなかった」ことが理由です。
受かったらラッキーまで言いませんが、落ちることも普通にあるものだと思って就職活動を行うと少しポジティブに行動できると思います。こちらに面接についてまとめた記事もありますので、興味があればご覧ください。