就活の選考過程に面接が必ずあると思います。
そして面接だけは1次面接、2次面接と何回もあります。
私も面接に参加することがありますが、この面接をしっかり対策している人が多く見受けられます。特に面接の最初に聞かれる「自己紹介」が全然できていない学生さんが多いのです。
まずはっきりしておきたいのは、
「○○大学□□学部△△学科から参りました××と申します。本日は貴重なお時間を頂きましてありがとうございます。よろしくお願いいたします。」
という学生さんが結構いますが、それで終えるのはやめましょう。
自己紹介で求められているもの
私の会社に限らず、多くの会社で面接官が必ず質問する項目は決まっています。
それに加えて面接官がその学生さんに応じて聞きたいことを足して行われます。
面接官は事前に提出しているエントリーシートやSPIなどの適性検査の結果、成績証明書など各種書類をしっかり読み込んでいます。
書類上の印象と比べて実際の姿がどうかという見方もしています。
したがって、書類に書いてある大学・学部・学科だけを聞きたいわけではありません。
その続きは何を話せばいいか
よく自己紹介と自己PRは違うからアピールはしない方が良いという話も聞きますが、面接してる側からすれば、アピールしてもらって構わないと考えます。もちろん3分も5分もアピールするのはどうかと思いますが、冒頭1分程度ですからひとつアピールポイントをお話いただいた方が、面接への想いが感じられて好印象だった方が多いです。
アピールポイント
ここからが本題になりますが、何をアピールすればよいかということです。
所謂ガクチカになるのですが、分かりやすく言えばこれまでの勉強・サークル・部活、アルバイト、趣味など学生さんにとって1番頑張ってきたこと、心がけてきたことなどをアピールしてください。
例えば、
私は大学入学より3年間飲食店で接客の経験をしてきました。なるべくお待たせしないよう素早く注文を伺ったりするなど、お客様に気持ちよく過ごしていただくように心掛けてきました。アルバイト当初はうまくできないことも多々ありましたが、今では少しでも効率よく料理を出せるように工夫するなどより良い行動ができるように意識してまいりました。
のように考えてみましょう。
別にサークルの部長や海外留学などのわかりやすい成果を聞きたいと思っているわけではありません。自己PRの中だけに限りませんが、これまでの経験してきたことから「あなたが入社してその能力をどう仕事に活かせるか」について気にしています。
入社に対する想い
入社に対する熱い想いを込めたお話を聞きたいと思っています。
上記のエピソードとつなげて、「より質の高い製品づくりに取り組んでいきたいと思います」や「これから会社ではチームワークが重要だと考えていますので、より高い成果を生み出せるように努めていきたいと思います」のようになると良いと思います。
アピールポイントを活かして入社したらこんなところや想いをもって活躍・貢献したいにつながるとよりわかりやすくなると思います。
話すときの注意点
実際の面接では良いことをお話してくれているのですが、勿体ないなと思うことがありますので、以下の点は注意してお話ししましょう。
- 大きな声で話しましょう
小さな声になってしまうと、自信がないように受け取られがちです。
できる限り第一声は大きな声から話し出せるようにしましょう。 - 長くならないようにしましょう
自己紹介がダラダラ長くなってしまうと、その先の質問も長くなってしまうことが多いです。
しゃべれないよりは良いですが、しゃべり過ぎも悪い印象になってしまいます。
要点をまとめて端的に答えらるようにしましょう。 - 質問されても答えらるように準備
自己紹介の話を深掘りされることは当たり前のようにあります。
アルバイト先では何人ぐらいのお店でどんな役割をしていたか、大切にしていたことは何か…のように聞かれても答えらるように準備しておくと良いと思います。
まとめ
今回は面接の中でも自己紹介について紹介してきました。
これから面接という方は、面接は緊張するものでアドリブに頼らず事前準備をしっかりしておく方が失敗は少ないと思います。
面接でよく聞かれる質問については、こちらでも詳しく解説しているのでご覧ください。