就職活動でまず取り組むことのひとつに「エントリーシート」があります。
インターンシップに参加するにしても大手企業などの人気のある所は選考が行われるし、本選考に進むにしても、エントリーシートでふるいにかけられます。
ということで、エントリーシートの対策をしっかり行い、第一関門の選考を突破しましょう!
エントリーシートで良く聞かれる質問
エントリーシートで良く聞かれる質問は、だいたいこの3種類です。
- 自己PRなど自分自身のこと
- 志望動機など会社に対すること
- 将来・未来などこれからのこと
何はともあれ、自分自身を知ってもらわない事には会社側は判断できないわけですから、ここが重要になってきます。
自己PRなど自分自身のこと
自分自身に関する質問です。
- 自己PR
- 学生時代に頑張ったこと
- これまでの人生で大変だったこと(乗り越えたこと、乗り越えられなかったこと)
- これまでの人生で失敗したこと
- 自分自身の強み・弱み
- 周りの人からどのような人だと言われるか
志望動機など会社に関すること
会社に関する質問です。
- 志望動機
- 志望する職種とその理由
- 当社でチャレンジしたいこと
- 当社の課題と解決策
- 5年後・10年後どんな仕事をしたいか
- 当社でどんなものを作ってみたいか
将来・未来などこれからのこと
将来どうありたいかについての質問です。
- 将来の夢、成し遂げたいこと
- 目指す人物像
- 仕事をするうえで大切にしていきたいこと
エントリーシートで特に聞かれる質問
上記の中でも必ずと言っていいほど聞かれるものが
- 自己PR
- 志望動機
- 学生時代に頑張ったこと
- これまでに失敗し、乗り越えたこと
このあたりは ほとんどの会社で聞かれます。
では1つ目から順に説明していきます。
1.自己PR
自己PRを書くときは、できるだけ会社にどう貢献できるかを意識して書くことが良いと思います。みなさんいろいろな強みがあると思いますが、結局のところ会社にとって欲しい人とは会社に貢献できる人です。そこを踏まえて
- 強み・得意なこと・自身のあること(○○が得意です)
- それについてのエピソード(実際に経験したことから)
- ○○を活かして会社に貢献できることをアピール
のように考えて書くことで、採用する側としては会社にとって貢献してくれる人か確認します。
2.志望動機
志望動機を書くときは、なんで会社に興味を持ったのか論理的に説明ができると良いと思います。同じような仕事をしている会社は多数ある中で、「どうして私たちを選んで応募してくれているのか」について興味を持っています。そのためには、その会社・業界をしっかり調べる必要があります。実際に書くには
- 志望理由(○○のため志望しました)
- 何故興味を持ったか(□□業界では、△△に携われる・貢献できると興味を持ちました)
- どうしてその会社なのか(その中でも貴社は××に強みを持っているため等)
- 入社できたらやりたいこと
「どうして当社なのか」については、丁寧に書いた方が良いと思います。特に、同じエリアの同じ規模の同業他社は仕事の上でもライバルであり、会社側も差別化していきたいと考えています。そのため、外の人からどのように見られているか気にしています。
3.学生時代に頑張ったこと
学生時代に頑張ったこと、いわゆる「ガクチカ」と言われるものです。
アルバイトでもサークルでもなんでも良いと思いますが、書くことはもちろんですが面接で深堀されることもありますので、しっかり準備して書きましょう。特に、チームでの活動はメンバーの数、チームでの役割など明確にしておくことをオススメします。
- 何を頑張ったか
- 頑張ったエピソード
- エピソードでの辛かった、困難だったこと
- その困難だったことを乗り越えるための取り組み・工夫
- 乗り越えたことで得たこと
特に気にしてみているのは、どんな取り組み・工夫をしてみたのか、うまくいかなくても次にどんな行動をしたか、何を学んだか等について会社側は見ています。
リクナビのOpenES
応募する会社がリクナビのOpenESを使っているのであれば、学歴などのほかに定型としてこの項目があります。
- 保有資格・スキル
- 趣味・特技
- 学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容
- 自己PR
- 学生時代に最も打ち込んだこと
これにプラスして3つ企業側で質問が可能です。
ここに志望動機などが入ってきます。
あまり目立った趣味や特技はなくても空欄はやめましょう。
ただ、ウソを書いても仕方ありませんので、いくつか質問されても答えられるぐらいのものは用意しましょう。
例えば読書と書いたなら、
- 好きな作家
- 好きなジャンル
- 最近読んだ本
- 最近読んだ本の感想
- 次に読みたい本
ぐらいは、さらっと答えれると良いと思います。
まとめ
現実的には、自分の能力・学歴等で「だいたいここら辺は行けそうだ」なんて思いもあると思いますが、それでは会社側からいい印象にはなりません。
もちろん面接でも同じですが、言い回し一つでネガティブにもポジティブにも伝わりますので、その点は気を付けてエントリーシートを書きましょう。
最近面接した方で、私たちの会社にとりあえずエントリーして選考に進んだ方がいました。
会社に入ってからだんだん本当の自分がわかっていくこともあると思いますが、他の学生さんと比べるとどうしてもイマイチに感じてしまいます。
特にエントリーシートであれば、ほぼ文字だけで伝えることになりますので注意が必要です。